
合気道開祖 植芝盛平翁
合気道は、開祖・植芝盛平翁(1883~1969)が日本伝統武術の奥義を究め、さらに厳しい精神的修養を経て創始した現代武道です。合気道は相手といたずらに強弱を競いません。入身と転換の体捌きと呼吸力から生まれる技によって、お互いに切磋琢磨し合って稽古を積み重ね、心身の錬成を図るのを目的としています。また、合気道は他人と優劣を競うことをしないため、試合や競技を行いません。

養神館合気道創設者 塩田剛三
養神館合気道は、昭和初期に塩田剛三(しおだ ごうぞう、1915年~1994年)によって創始された、日本を代表する合気道の一流派です。塩田剛三は「合気道の神様」とも称され、日本武道界における伝説的な存在として知られています。卓越した技量と比類なき精神性を持ち、合気道の発展に多大な貢献を果たしました。
若き日の塩田師範は、合気道の開祖である植芝盛平師範のもとで長年修行を積み、その技術を磨き上げました。彼の技は非常に速く、正確無比であり、相手の力を巧みに利用することで高く評価されています。さらに塩田剛三は、単に技術の習得にとどまらず、「合気は心であり、和の精神を体現するもの」という理念を説き、多くの弟子を育成しました。
塩田師範の人生は、武道における探究心と不屈の精神に彩られています。その影響は日本国内にとどまらず、世界中の合気道愛好者に大きなインスピレーションを与え続けています。